便秘症|宝塚市の内科・外科・消化器内科|つだクリニック|阪急山本駅徒歩12分

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便秘症

便秘症|宝塚市の内科・外科・消化器内科|つだクリニック|阪急山本駅徒歩12分

便秘症とは

便秘症とは

便秘症とは、『本来体外に排出すべき便を十分量かつ快適に排出できない状態』と定義されており、その状態が6か月以上前から生じ、少なくとも最近3か月間はその状態が続いていることを『慢性便秘症』と定義されています。
症状には個人差があり、単に「排便の回数が少ない」ことだけを指すものではありません。
具体的には、以下のいずれかに当てはまる場合は「便秘症」として治療の対象となります。

  • 排便回数が週に3回未満である
  • 強くいきまないと出ない
  • 便が硬く、コロコロしている
  • 出し切った感じがしない(残便感)
  • お腹の張り(腹部膨満感)や痛みがある

たとえ毎日排便があっても、強いいきみや残便感で苦痛を感じているのであれば、それは「隠れ便秘」かもしれません。

便秘の分類

便秘はその原因によって分類され、それぞれ対処法が異なります。

機能性便秘

最も頻度の高いタイプの便秘で、生活習慣やストレス、加齢などが原因で、腸の動き(蠕動)が乱れて起こる便秘です。原因によって以下のようにさらに細分化されます。

  • 弛緩性便秘: 腸の蠕動が弱くなり、便が送り出されにくくなったタイプです。この結果、大腸内に長く便が留まり、水分が過剰に吸収されて便が硬くなります。こうなるとさらに便が出にくくなり悪循環となります。便秘の中でも高頻度なタイプであり、高齢の方や運動不足の方に多いです。おなかが張る、残便感、食欲低下などの症状が代表的ですが、肩こり、肌荒れ、イライラなど、便通とは関係なさそうな症状も起こります。運動不足、水分不足、食物繊維不足などの生活習慣の乱れが誘因になることもあります。
  • 痙攣性便秘: 自律神経の過度な興奮により、腸が過剰に緊張して便が通りにくくなったタイプです。食後の腹痛や、ウサギの糞のようなコロコロした便が特徴。時に、便秘と下痢を繰り返す事もあります。ストレスや環境変化、過敏性腸症候群などが誘因になって起こります。
  • 直腸性便秘: 便が直腸まで届くと通常は便意を感じますが、何らかの理由で便意を感じにくくなっているタイプです。高齢者や寝たきりの方、平時から便意を我慢する習慣がある方に多いです。

器質性便秘

腸自体の形態的な異常があるタイプです。

  • 大腸がん・ポリープ: 腫瘍によって腸の内側が狭くなります。
  • 炎症性疾患: クローン病などの炎症により腸が狭窄します。
  • 術後の癒着: 過去の手術の影響で腸がねじれたり、くっついたりして通りが悪くなります。

当院の検査体制

便秘の背景に重大な疾患(大腸がん等)が隠れていないかを見極めることが、治療の第一歩です。

問診・触診

症状の期間、排便の形状、食事内容や服用中の薬剤を確認し、腹部を丁寧に診察します。

腹部CT検査

当院ではマルチスライスCTを備えており、短時間で詳細な撮影が可能です。
レントゲンでは見えにくい「大腸の壁の厚み」「腫瘍の有無」「腸閉塞の兆候」などを立体的に把握できるため、器質的な異常がないかを迅速に診断できます。

血液検査

甲状腺機能低下症や糖尿病、電解質異常など、便秘を誘発する内科的疾患がないかを調べます。

便潜血検査

便に混ざる微量の血液を検出するための検査で、癌などの悪性疾患や炎症性腸疾患などの疑いがあるかどうかを判定することができます。

治療の進め方

当院では、単に下剤を処方するだけでなく、原因に応じた根本的な改善をアドバイスします。

  • 適度な運動
  • 食物繊維(水溶性・不溶性)のバランス、十分な水分摂取の指導。
  • 排便のタイミング(朝食後のトイレ習慣など)の改善。
  • 薬物療法(新しい選択肢の活用)

以前は刺激性の強い下剤が主流でしたが、このタイプの薬剤は習慣性があり、徐々に薬が効きにくくなり、長期使用は逆に便秘を悪化させるリスクがあります。現在は「便に水分を含ませて柔らかくするお薬」や、「腸液の分泌を促す新しいタイプのお薬」など、お腹が痛くなりにくく習慣性の少ない薬剤が多数登場し主流となっています。これらの薬に補助てきに刺激性下剤を併用することで良好な便通を目指します。

便秘は「体質だから」と諦めるものではなく、適切にコントロールして生活の質を上げるべき疾患です。
特に、急に便通が変わった方や、市販の便秘薬を長く使い続けている方は、ただの便秘と考えず一度当院での診察をご検討ください。