肥満症診療
肥満症診療
肥満とは、脂肪が過剰に蓄積した状態を指し、身長と体重から算出されるBMI (Body Mass Index) が 25以上である状態を指します。
BMIは以下の計算式で求められます。
BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗
日本肥満学会による肥満の定義は以下の通りです。
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重 |
| 18.5以上25未満 | 普通体重 |
| 25以上30未満 | 肥満(1度) |
| 30以上35未満 | 肥満(2度) |
| 35以上40未満 | 高度肥満(3度) |
| 40以上 | 高度肥満(4度) |
次に肥満症とは、肥満に加えて、健康に悪影響を及ぼす病気を合併していたり、そのリスクが高い状態を指し、医学的に減量が必要な病態を指します。
肥満症の治療は大きく3つに分類されます。
当院では、生活習慣の改善及び薬物療法について行っております。
肥満症治療の基本は生活習慣、特に食事内容の改善になります。このため、肥満症と診断された方に対しては、管理栄養士による各患者様に応じた栄養指導をおすすめしております。食事内容を改善して体重の減少を促し、定期的な指導を行う事で健康的な生活習慣の維持を目指します。
生活習慣の改善を開始しても改善が得られない場合に推奨されます。当院では肥満症に対して『ウゴービ』を処方しています。
ウゴービは、肥満症専用の治療薬として厚生労働省から承認された薬剤で、食欲を抑え満腹感を高めることで体重減少を促します。
皮下注射する薬剤であり、1週間に一回、自己注射を行います。
ウゴービは肥満症に対して認可されており、以下の方に対してごく一部の認可された施設でのみ保険診療が可能となっております。
施設基準と使用方法が厳格である為、多くは自費診療で使用されているのが実際であり、当院でも自費診療として取り扱っております。
当院では原則として上記肥満症の条件を基準として問診・診察行い、治療適応があると判断した方にのみ治療を行います。
基本的に肥満でない方への投与は行っておりません。
倦怠感や冷汗などの低血糖症状、吐き気、便秘、下痢などの消化器症状が主体です。稀に急性膵炎、胆のう炎などを発症する事もあります。
| ウゴービ皮下注 (0.25mg)ペン |
1本(4回分) 16,500円(税込) |
|---|---|
| ウゴービ皮下注 (0.5mg)ペン |
1本(4回分) 22,000円(税込) |
| ウゴービ皮下注 (1.0mg)ペン |
1本(4回分) 33,000円(税込) |
| ウゴービ皮下注 (1.7mg)ペン |
1本(4回分) 44,000円(税込) |
| ウゴービ皮下注 (2.4mg)ペン |
1本(4回分) 55,000円(税込) |
※ウゴービを開始する場合は自費診療となり、診察代は自費診察として1,000円(税込)となります。
※薬剤は用事購入となります。