粉瘤|宝塚市の内科・外科・消化器内科|つだクリニック|阪急山本駅徒歩12分

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粉瘤

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粉瘤について

粉瘤について

粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂がたまって徐々に大きくなる良性の皮下腫瘍の事をさします。別名、アテロームや表皮嚢腫とも呼ばれ、背中や顔、首など全身のどこにでもできる比較的頻度の高い疾患です。
皮膚のすぐ下にある“しこり”として自覚することが多く、普段は特に痛みや痒みもありません。腫瘍の中央には小さな黒い点が見える事があり、この点で皮膚の外と腫瘍内部がつながっています。当初は小さく症状の無いことが多いですが、徐々に大きくなり、独特の悪臭を放ったり、炎症を起こすことで突然腫れ上がり強い痛みや熱を持つことがあります。膿んでしまった場合は、可及的早期に切開して膿を出す必要があり、この場合には通院期間も長引きます。
自然に消退することはなく、治療の基本は炎症を起こしていないうちに外科的切除を行う事となります。

粉瘤の手術

粉瘤の手術

粉瘤の手術では内容物及び袋状構造物を除去する必要があります。特に、袋状構造物については、一部でも残ってしまうと再発に繋がるリスクがあるため、慎重に取り切る必要があります。
手術は局所麻酔を用いて日帰りで行うことが可能です。手術時間はサイズや炎症の有無によりますが、およそ30分前後を要します。
袋状構造物は炎症の経過があった場合、正常組織と強固に癒着します。このため、炎症を起こしたことのない粉瘤は小さな傷で完治させやすく、炎症の経過があった粉瘤ではしっかりと切開しても再発のリスクが高まる傾向にあります。