睡眠時無呼吸症候群|宝塚市の内科・外科・消化器内科|つだクリニック|阪急山本駅徒歩12分

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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群|宝塚市の内科・外科・消化器内科|つだクリニック|阪急山本駅徒歩12分

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り睡眠中に無呼吸状態となり、それにより良質な睡眠が妨げられて様々な症状が出現する病態を指します。英語ではSleep Apnea Syndromeと表記され、その頭文字をとって、「SAS(サス)」と呼ばれることもあります。何らかの理由で空気の通り道である上気道が狭くなることが原因です。もちろん、無呼吸状態(10秒以上呼吸が止まること)が持続する訳ではなく、睡眠中は無呼吸と大きないびきを繰り返します。
睡眠時に起こることなので、初期から自覚される事は少なく、居眠り運転による交通事故等をきっかけに判明することもあります。この疾患の方は、睡眠時の酸素不足が常態化し様々な臓器に負担をかけ、脳梗塞や心筋梗塞など致命的な合併症を引き起こしやすくなることも知られています。
上気道が狭くなる主な原因は肥満による喉周りの脂肪です。それ以外にも、顎が小さい、舌が大きい、扁桃が大きいといった身体的特徴や慢性的な鼻炎などの疾患が原因となることもあります。

症状について

睡眠は日中活動した脳と身体を十分に休息させ、疲労の回復や記憶の定着などを促す非常に重要な機能です。
SASではその機能が損なわれ、睡眠の最中に呼吸停止が繰り返されます。その結果、疲労が回復出来ず、記憶の定着も損なわれます。加えて無呼吸状態では血中の酸素が減少します。すると、その酸素不足を補おうと、心拍数が上昇し、寝ている間にも脳や身体には大きな負担がかかってしまいます。
その結果、様々な症状が出現し、日常生活に影響が生じてきます。

寝ている時

いびき

  • 息が止まったり乱れたりし、時にむせたり息苦しさを自覚する
  • いびきが目立つ。時にそのいびきが止まり、その後に大きな呼吸とともに再びいびきをかく
  • 何度も目が覚めてしまう
  • 寝汗が多い

起きた時

頭痛

  • 口が渇いている
  • 頭痛がする
  • 熟睡感がない
  • 体が重くて起きづらい

起きている時

倦怠感

  • 常に強い眠気がある
  • だるさ、倦怠感、疲労感などがある
  • 集中できない

検査について

SASの可能性が疑われる場合には、検査を行い診断します。
自宅で寝ながらできる簡易検査や、医療機関に入院し行う精密検査など複数の検査方法があります。

スクリーニング検査

簡便な検査にあたり、自宅で検査できます。
指先にパルスオキシメータと呼ばれるセンサーをつけ、血液中の酸素の状態と脈拍数を測定します。これにより、無呼吸によって生じる低酸素状態の有無を大まかに確認することできます。最も簡便な検査ではありますが、SASの疑いがあるか否かの判断程度しかできません。

簡易検査

前述の検査と同じように自宅で寝ている間にできる検査です。こちらの検査では指や鼻の下にセンサーを設置し、睡眠中の呼吸状態や血液中の酸素飽和度などを計測し、10秒以上の無呼吸・低呼吸の1時間当たりの回数(AHI)を測定することができます。これにより、無呼吸時の重症度も把握することが可能となります。精度は後述のポリソムノグラフィに劣りますが、SAS有無に加えてその重症度もある程度把握することが可能です。

ポリソムノグラフィ(PSG)検査

SAS検査では最も精密な検査方法で、主に医療機関に入院して行われます。脳波・筋電図・心電図・呼吸・血液中の酸素等、様々な生体信号を測定し、AHI、SASの種類(閉塞性・中枢性)、酸素飽和度、睡眠の質、不整脈の有無、その他の睡眠障害の有無等について精密に評価することが可能です。

治療について

SASの治療法にはいくつか方法があり、病状に応じて治療方法は異なります。

マウスピース

スリープスプリントとも呼ばれており、マウスピースで下顎を上顎よりも前方に出すように固定させることで気道を広くさせ、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。
治療法としては取り組みやすいですが、その効果は限定的で主に軽症から中等症までの方に比較的効果が見られやすいです。また、作成に際しては専門知識のある歯科医に相談する必要があります。

CPAP

CPAPとは持続陽圧呼吸療法Continuous Positive Airway Pressureの頭文字で表記されたもので、CPAP(シーパップ)療法と呼ばれます。
鼻に装着したマスクから気道へ空気が送り込まれ、その圧力で気道を開存させて寝ている間の無呼吸を防ぎます。重度の無呼吸に対しても効果が期待出来ます。
気道が狭いタイプの人には有効な治療法ですが、鼻にマスクをつけて空気が送られてくる状況となりますので、適切な装着と慣れも必要となります。毎日のことになるので、不慣れなうちは医師や医療機器スタッフに随時相談しながら進めると良いです。

手術加療

SASの原因が扁桃肥大など物理的に除去可能な場合は、手術加療が選択される事があります。

SASは単なるいびきと軽く考えられがちですが、場合によっては重度な合併症を引き起こすこともあるため、いびきが気になる方はお気軽にご相談ください。