訪問診療・往診
訪問診療・往診
訪問診療とは、通院が困難な患者様に対して医師が1週間ないし2週間に1回程度の割合で定期的に診療に伺い、治療・薬の処方・療養上の相談・指導等を計画的に行うものです。
患者様やそのご家族の方からご相談をいただけば、病歴を詳しく伺うとともに、関係医療機関などから情報収集も図ります。その上で、ご家族の介護力や経済的な事情など患者様の周辺環境も詳しく伺いながら診療計画、訪問スケジュールをたてていきます。
また、定期訪問に加えて、緊急の際には状況に応じて臨時で往診を行ったり、入院先の手配を行ったりもします。かかりつけ医として、24時間365日体制で在宅療養をサポートするのが訪問診療の特色です。
訪問診療の対象となる方は、原則的に『居宅(施設も含む)で療養を行っており、疾病、傷病のために通院による療養が困難な方』とされています。その規定には、特に明確な指標はなく、主治医の判断によるものとされています。
例えば以下のような方が該当します。
1
ご相談
担当のケアマネージャー、病院の地域医療連携室、地域包括支援センターなどを通じてお問い合わせください。直接、当院にお問合せいただくことも可能です。
2
情報提供
訪問診療のご依頼をいただいた方より患者様の詳しい情報を伺います。
3
初回面談
当院スタッフがご自宅に訪問し、診療についてのご説明を行います。入院中の患者様に関しましては病院にて行われる『退院前カンファレンス』に際して診療のご案内をさせていただきます。
4
訪問診療開始
患者様に合わせた『訪問診療計画書』を作成し、この計画書に則って訪問診療を行います。基本的に月1~2回の定期訪問になりますが、必要に応じて往診も行います。
訪問診療は医療保険を用いて受けることができます。費用はお手持ちの保険証や医療証により変わってきます。
1割負担 | 約6,500円~ |
---|---|
2割負担 | 約13,000円~ |
3割負担 | 約19,500円~ |
※お住まいの場所(居宅、施設)や訪問回数によって基本料金は変動します。
※ご病状によっては特別な管理を要する場合、検査や処置を行う場合などは別途費用が加算されます。
医師が必要であると判断した際に、予定外に患者様のご自宅に向かい診療を行うことを指します。
要請時に症状が重篤で緊急性が高いと判断された場合は、救急車要請を指示させていただくこともあります。
1
ご相談
お電話にてお問い合わせください。
2
訪問
内容をお伺いし診察が必要と判断されましたら、可能な範囲で早急にお伺いいたします。
3
診察
診察させていただき、投薬や点滴、処置等を行います。場合によっては救急病院へのご紹介も行います。
1割負担 | 約2,500円~ |
---|---|
2割負担 | 約5,000円~ |
3割負担 | 約7,500円~ |
※検査や処置が必要な場合、お伺いする時間帯などによっても費用は変動します。